nfufの記録

ご覧いただきありがとうございます。インプットばかりしてきたので、少しづつアウトプットできたらな。思いついた事を気ままに書いています♪

弘前とおにぎりとおばあちゃん

 ぼんやりとイメージだけが、頭に残っているんだけど。雑誌でみたエッセイかな、それすらわすれた。

 仕事でうまくいない若者とか、恋にやぶれた女の子とか、家庭と会社の中間管理職でしんどくなった働き盛りの人とか、もう消えてなくなりたいと思いつめた人とかが行く場所。青森県弘前の教会だったかな、場所もうろ覚え。とにかく誰でも受け入れる居場所。そこに行くと、ほんわりと笑顔のやさしいおばあさんが、炊き立てのおいしいお米でおにぎり(ふっくらご飯に塩だけで、ぱりっとした海苔)をだまって握ってくれる。何も聞かずに。たぶん、そこにたどりついた人は、食べる事もわすれてるような心持ちになってて食べてないので、おばあさんが出してくれたおにぎりをむしゃむしゃ食べる。ただ、おいしいおいしいと思って食べる。そして、何も聞かれないまま、その場所でぐっすり眠って(ということは宿だったっけ)、翌朝はなんだか少しだけ元気をとり戻して、自分の帰る場所に戻る。という話。これを読んで、いいなぁ、いつかこんな場所を作れたらなぁと、数十年前に思った事が、たまーに脳裏をよぎる。